コンサドーレ
タイの至宝・スパチョークが合流 低迷するチームを上昇気流に乗せる
タイ1部ブリーラム・ユナイテッドFCから北海道コンサドーレ札幌に期限付き移籍したMFスパチョーク・サラチャート(24)がチームに合流し、初練習に臨んだ。チームメートとあいさつを交わした後、全体とは別メニューで軽く汗を流した。いち早くチームになじみ、レギュラー獲得を目指す。
別メニューで初練習 気候も問題なし「涼しい」
13日に来札した「タイの至宝」は、翌日に早くもチームに合流し初練習した。ボールを蹴りながら、一歩一歩踏みしめるようにジョギングをするなど、軽めの運動で練習初日を終えた。「この時期は暑いと聞いていたが、自分としては涼しい」と、札幌の気候にも問題なさそうだ。
夢であったJリーグでのプレー。「(コンサドーレでは)楽しくプレーできそう。チャナティップ(28、現J1川崎)の成功はすごいと思うが、プレッシャーにはならない。自分なりの良いプレーをしたい」と、マイペースで臨む。
前所属チームでは今季、30試合中26試合に出場し、5得点、5アシストを記録し、リーグ優勝に導いた。10代から選出されたA代表では通算18試合に出場し、5得点の活躍。東南アジアの王者を決める2020AFFスズキカップでも〝先輩〟のMFチャナティップと共に、優勝に大きく貢献した。まさに「タイの至宝」と呼ばれるにふさわしい経歴の持ち主だ。
スピードとドリブル強みの攻撃型MF
自身の強みを「スピードと1対1でのドリブルの強さ」としている攻撃型MFは、早々にペトロビッチ監督の戦術に順応し、チームに貢献する思いでいる。リーグ戦で苦戦を強いられ、落胆ムードの札幌サポーターに、ほほ笑みを与えられるか。巻き返しのキーマンとも言える男に注目だ。