Wエース投入だ!17日上沢→18日伊藤大海が復帰先発 必勝ローテでリーグ戦再開へ
大海が戻ってくる! 右すねに打球が直撃して出場選手登録から外れている日本ハムの伊藤大海投手(24)が18日のロッテ戦(札幌ドーム)で復帰登板を果たす。新庄剛志監督(50)が、17日の同戦(同)の先発を上沢直之投手(28)、翌18日を伊藤に託すことを明かした。リーグ戦再開カードで2枚看板を投入し、最下位からの巻き返しを図る。
打球直撃から2週間 ビッグボス「全然大丈夫って言っていた」
チームトップの5勝を挙げている頼れる男が、先発マウンドに帰ってくる。前回登板で打球を右すねに受けて離脱していた伊藤が、約2週間ぶりの登板に臨む。
17日に再開するリーグ戦、ロッテ戦の先発について、新庄ビッグボスは「(初戦から)上沢君、伊藤君」と明言。6日に出場選手登録を外れた右腕の状態について「大丈夫。いろんな動きを試して、全然大丈夫って言っていた」とゴーサインを出した。
伊藤は2日の広島戦(マツダ)の三回に、打球が右すね外側に直撃。治療後に自ら志願して続投したが、制球がつかなくなり、五回途中2失点で降板していた。
重傷ではない様子だったが、万全を期すため、出場選手登録を抹消。1軍に帯同しながら、切り返しの動作で患部の状態を確認するなど調整を続けていた。15日はブルペンで投球練習を行い、最終チェックをしたとみられる。
勝ち頭の戦列復帰は、巻き返しを期すチームにとって追い風となりそうだ。伊藤は先発ローテーションの一角として、ここまで11試合に登板し、5勝4敗1ホールド、防御率3.13。5月13日のソフトバンク戦(札幌ドーム)では完封勝利を挙げるなど〝2年目のジンクス〟を感じさせない活躍を見せている。
5位ロッテと3.5ゲーム差 3連勝で巻き返す
チームも上り調子だ。交流戦は8勝10敗の8位に終わったが、最後のカードは中日相手に3連勝でフィニッシュ。5位のロッテとは3.5ゲーム差につけており、最下位脱出に向けて、カード初戦は好調の上沢を立てる。
前回登板した10日の中日戦(札幌ドーム)では、白星こそつかなかったものの、9回1失点と好投。今季初勝利を挙げた5月7日の西武戦(ベルーナドーム)以降、自身4連勝中のエースが先陣を切る。
リーグ戦が再開して最初のカードで上沢、伊藤と先発の柱を担う2投手を惜しみなく投入。必勝ローテーションを組み、同じリーグのライバルを迎え撃つ。