夏季スポーツ
札創成ラングフォード「どんぴしゃ」決勝ヘッド
▽全道高校体育大会(16日、網走スポーツ・トレーニングフィールド)サッカー男子準々決勝 札創成1-0道大谷室蘭(延長)
昨季全道覇者・旭実撃ちへ「目標は全道で一番、全国で勝つこと」
札創成が初の全国出場へリーチをかけた。延長前半4分、CKからカナダ人とのハーフであるDFラングフォード海渡主将(3年)が頭で合わせ、相手GKの右手を弾いてゴールネットを揺らした。「ニアでどんぴしゃ。合わせるだけだった。頭が真っ白になった」と、ピッチの外まで走り回って喜びを表現した。
昨年は2年生主体で挑むも、準決勝で札大谷に0―1で敗退。その経験に加え、冬の間に精神的にも成長した。鏑木正彦監督(41)は「今年は個々の能力があり、いい意味で我が強い。あしたは何か起こせるかな」と期待を込める。
準決勝の相手は昨季の全道王者・旭実。ラングフォード主将は「勝ったのはうれしいけど、ただの通過点。目標は北海道で一番になって、全国で勝つこと。僕たちはまだ何も成し遂げていない」とキッパリ。最終日も2連勝で頂点に立つ。