日本ハム・河野竜生投手（２３）が、カード勝ち越しを懸けてきょう２０日のロッテ戦（札幌ドーム）に登板する。今季７度目の先発マウンドは偶然にも「敬老の日」。故郷・徳島で暮らす大好きな祖父母へ、勝利をプレゼントすることを誓った。

　画面越しにいつも声援を送ってくれる祖父母へ、“孝行孫”が勝利を届ける。河野が「敬老の日」にあたる２０日のロッテ戦に先発する。「いまこうやっているのは両親もそうですけど一番にじいちゃん、ばあちゃんのおかげかなと思っている。勝っていい報告ができるようにしたい」と意気込みを口にした。
　幼少期、試合の前日は祖父母の家に泊まりに行くのがルーティン。「野球を始めて少年野球、中学、高校と野球用具はずっと買って貰っていた」と支えてくれた。
　プロ入り後はコロナ禍で、なかなか球場へ応援に来ることはできないが、河野の登板日は欠かさずテレビで観戦。「毎試合見て、連絡もくれます」と大きな励みになっている。
　プロ２年目の今季は開幕直後に不振から中継ぎに回ったが、後半戦から先発に再転向。先発では６試合に登板して０勝３敗も、前回１０日のソフトバンク戦では今季最多の１１０球を投げ、６回３失点と試合をつくった。
　中９日と休養十分で臨む先発マウンド。特別な日に愛する祖父母へ恩返しだ。