ゴルフ
幕別出身・植竹13位タイ 地元で初優勝ならず
■男子ゴルフ・全日空オープン最終日(19日、札幌ゴルフ倶楽部輪厚コース)
首位と3打差で出た幕別出身の植竹勇太(25、セガサミーホールディングス)は、3バーディ、5ボギーの74で13位タイ。地元での初優勝を逃した。同じ組で優勝したビンセント(29)、星野陸也(25)ら東京五輪に出場した2人に刺激を受け、年内の初優勝と将来の五輪出場を新たな目標に掲げた。
逆転初優勝を狙った植竹だったが、強風に苦しみ、スコアを伸ばすことができなかった。「本当にかみ合わなかった。外しちゃいけないところでのミスもあった」と悔しがった。
いつかは五輪へ―。人口2万6000人の幕別町にオリンピアンが「いっぱいいるんですよ。自分も出たいですね」。スピードスケートの高木姉妹は来年2月の北京五輪でもメダル獲得に期待が懸かる。また、陸上・短距離の福島千里や東京五輪にも出た自転車(マウンテンバイク)の山本幸平らも同郷だ。
そして東京五輪のゴルフ競技には東北福祉大の先輩・松山英樹(29)も出場。五輪を目指すのは自然な流れだ。今季の道内ツアーは終了したが、戦いはまだ続く。「有名になって北海道に帰ってきたい。まずは今年中に勝利したい」。次こそ、念願のプロ1勝を達成してみせる。(西川薫)
◆25位タイでフィニッシュした片岡尚之(23、フリー) 「パターが3日目から良くなってきたので、修正していければ(今後)上位も狙えると思います」