コンサドーレ
札幌わずか10分で3失点 川崎に逆転負け
■札幌2-5川崎(18日、神奈川・等々力陸上競技場)
北海道コンサドーレ札幌は、アウェーで川崎と対戦し、2―5で敗れリーグ再開初戦を落とした。前半28分にMF青木亮太(26)が先制したが、前半を1-1で終了。後半21分にCKからMF荒野拓馬(29)が頭で勝ち越し弾も、すぐ同点に追い付かれた。試合終了間際には10分間で3点を奪われ力尽きた。札幌は前半戦17試合を終え、暫定11位で折り返した。
MF青木の3戦連続ゴールで先制も報われず
昨季王者から2度のリードも、大量5失点で大敗。3週間を挟んで仕切り直しといきたかったが、川崎の〝札幌キラー〟FW小林ら強力攻撃陣に木っ端みじんに砕かれた。小林には17年からのリーグ11戦で12失点。ボランチで先発したMF宮沢主将は「得点は取れた。ただ、1失点目は自分のミス。失点は自分たちで与えてしまった」と肩を落とした。
最初に試合を動かしたのは、札幌だった。前半28分、右サイドのDF岡村からMF駒井がラストパス。ボールは相手DFに当たったが、青木が右足でしっかりとゴールに叩き込んだ。これで、青木は公式戦3戦連続ゴール。「うまく反応できた」と評価したが、5失点の守備については「相手のペースで押されすぎた。自分たちの良さを出せなかった」と猛省した。
宮沢主将「内容見つめ直してやっていきたい」
これでシーズン前半戦が終了。しかし中3日の22日、天皇杯3回戦で甲府(山梨)と対戦、さらに中3日の26日にG大阪とのリーグ戦(札幌ドーム)と強行軍が待ち受ける。宮沢主将は「内容をしっかりと見つめ直して、次しっかりとやっていきたい。やるしかない」。まだまだ折り返し。その目はぶれずに、次を見据えていた。