コンサドーレ
胃痛のミシャに良薬を…甲府完封で天皇杯4年ぶり16強決めるぞ
直近3試合で15失点 札幌が抱える〝守乱の病〟
北海道コンサドーレ札幌は22日、天皇杯3回戦で2018年以来4年ぶりの16強入りを懸けてJ2甲府と戦う。2―5で敗れた18日のリーグ川崎戦から中3日。21日は札幌ドーム屋外サッカー練習場で戦術練習などを行って調整した。5月7日の京都戦以降、公式戦9試合連続で失点を許す試合が続いているが、ミハイロ・ペトロビッチ監督(64)は完封での勝ち上がりを誓った。
先発濃厚の中村「借りを返す意味でも大事な試合」
札幌が完封での格下撃破を目指す。失点が多い最近は胃痛が激しく、おかゆしか食べられていないというペトロビッチ監督は、「甲府戦で結果を残すことで改善していければ」と、完封勝利という〝良薬〟を欲した。
18日の川崎戦(等々力)で5失点するなど、リーグ戦は直近3試合で計15失点。〝守乱〟の原因に関して「今、われわれは一つの病にかかっている。攻撃は自分たちの形の精度が上がれば、もっと点を取れる。あとは守備。相手に崩されて点を取られたのなら、修正のしようはあるが、5点とも自らのミスで失点。戦術的な理由を見つけるのは難しい」と苦心する。
中3日でアウェー戦が続く。甲府戦のスタメンは川崎戦から7人を入れ替えることが予想される。公式戦7試合ぶりの出場が濃厚なGK大谷は、「いい試合ができれば。勝って次のステージへ向けて弾みをつけて、次のホームG大阪戦へ向かいたい。もちろん、結果も大事。できれば完封」とシャットアウトを誓う。
左CBでの出場が予想されるDF中村は、18日の川崎戦は後半ロスタイムに途中出場で、8日の天皇杯2回戦は先発出場も前半のみで交代した。「悔しかった。借りを返す意味でも大事な試合。けが人が帰ってきてもメンバーに入るために存在感を示す。アピールしていきたい」ときっぱり。2週間ぶりの公式戦勝利を手土産に、札幌へ帰ってくる。