ビッグボスの助言生かした! 浅間1カ月ぶり4号ソロ「すごく感謝」
■日本ハム1-5ソフトバンク(24日、ペイペイドーム)
胃腸炎の清宮に代わり一塁で先発
ビッグボス効果で千賀撃ち! 「7番・一塁」で先発出場した浅間大基外野手(26)が、ソフトバンクのエース・千賀から右翼席への4号ソロをマークした。清宮が胃腸炎を患った影響により、急きょ一塁でのスタメンとなったが、好捕を見せるなど、攻守でアピールすることに成功した。
2点を追う二回。カウント1―1から内角低めに鋭く落ちていくスライダーを、うまくバットに乗せた。乾いた打球音を残した白球は、そのまま右翼ポール際に着弾。5月27日の巨人戦以来、約1カ月ぶりのアーチを架けた。
昨年もペイペイで3戦連続本塁打「いいイメージ?全くない」
昨年も6月に、ペイペイドームで3試合連続本塁打を記録。「いいイメージ? 全くないです。いいピッチャーが多すぎるので、ホークスは。全然いいイメージはないですね」と苦笑いした。
試合前練習では、新庄監督からの〝金言〟があった。「ここ数試合、試合の中ですごくモヤモヤというか、いまいち突破口を見いだせなかった」という浅間に、指揮官はミートポイントの位置を前に置くよう、助言を送った。
そのアドバイスで自身を覆っていた霧が、一気に晴れた。「ちょっと(状態が)悪くなるとボールに入られちゃうところがある。しっかりボールを前に置いて、というイメージのまま打ったら、いい具合に(ミート)ポイントで引っ掛かった」と効果はてきめん。「要所要所で、ポンポン言ってくれることもある。生かせている部分もたくさんあるので、すごく感謝しています」とビッグボスさまさまだった。
さらに浅間は、日々の感覚を重要視する。「ずっと同じバットで打てている人がすごい」と話すように、感覚は日によって違うようで、バット選びは繊細なタイプだ。これまでは自分のバットが合わないと感じると、他選手から拝借することもあった。今季はすでに5種類ほどのバットを使用。形や重さだけではなく、硬さも含めて、その時々の状態によって使い分けている。
今月21日には26歳の誕生日を迎えた。20代後半に入った背番号26も、レギュラー争いで後れを取るわけにはいかない。勝負の夏場へ向けて、ギアを上げていく。