ファイターズ
2022/06/24 23:09

渡辺が右太もも裏肉離れから2カ月ぶり実戦復帰 無安打も「意外とボール見えていた」

2軍巨人戦で2カ月ぶりに実戦復帰し、フルスイングする渡辺(撮影・近藤裕介)

■イースタン 日本ハム5-6巨人(24日、鎌ケ谷)

 右太もも裏の肉離れで戦列を離れていた日本ハムの渡辺諒内野手(27)が24日、約2カ月ぶりに実戦復帰を果たした。2軍巨人戦(鎌ケ谷)に「3番・二塁」で先発し、1打数無安打。第1打席は四球、第2打席は中飛に倒れ、予定通り三回までで途中交代した。今後は徐々に出場イニングを伸ばし、完全復活を目指す。試合は5―6で接戦を落とした。

2打席目は中飛「当たり自体は悪くなかった」

 鋭い日差しが照りつけた鎌ケ谷で、渡辺が63日ぶりの実戦に臨んだ。一回2死で迎えた第1打席。3球で追い込まれながら、ファウルで粘って8球目に四球を選んだ。「久々すぎて緊張しました。意外とボールは見えていたので、そこは良かったです」。続く佐藤の二塁打で一気に生還し、笑顔が弾けた。

 三回の第2打席は中飛だったが、「当たり自体は悪くなかった」と手応えは上々。二塁の守備も無難にこなした。体の状態などを考慮し、予定通り三回までで交代となったが「試合に出られて、野球の楽しさをまた感じた」と、復帰の喜びをかみ締めた。

 4月22日のソフトバンク戦(札幌ドーム)で一塁を駆け抜けた際、右太もも裏を痛めた。翌23日に肉離れと診断され、約2カ月の離脱を余儀なくされた。今季はビッグボス新体制となり、「トライアウト」の1年。「今年1年に懸ける思いがあったので、やっぱりショックはデカかった」と本音を明かした。

一から体づくり「良い結果残して呼ばれるように」

 リハビリ期間中には1軍の試合を見て「歯がゆさもありました」と、悔しさがこみ上げた。それでも「体づくりを一からやって、筋力を上げた」。焦る気持ちを抑え、地道に体と向き合ってきた。

 25日の2軍巨人戦(鎌ケ谷)は欠場し、26日の同戦に再び出場予定。「これからいっぱい打席に立って、しっかり良い内容、良い結果を残して、(1軍に)呼ばれるように頑張りたい」と前を向いた。けがをバネに進化を遂げ、レギュラー争いに殴り込む。

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