北海道コンサドーレ札幌は２６日、ホームでＧ大阪と対戦する。左ふくらはぎの肉離れで離脱していたＧＫ菅野孝憲（３８）の５試合ぶり先発出場が濃厚だ。不在中の戦績はリーグ戦で１勝３敗。直近では３連敗中で、計１５失点を喫した守備の立て直しは急務。札幌の守護神がゴールに鍵をかけ、リーグ後半の初戦を完封勝利に導く。

離脱中のリーグ戦は１勝３敗

　札幌の守護神・菅野が１カ月ぶりに先発することが有力となった。１９年のプロ生活でこれだけ長期離脱するのは初めてだったが、「気持ちを切り替えて、できることに集中した」とリハビリや練習に取り組んできた。

　離脱中に札幌の試合を観戦したときには、大差を付けられて敗色が濃厚になり、サポーターが終了を待たずにスタジアムを後にする場面も目撃した。「サッカーは最後に何があるか分からない競技。それにも期待できない現状をつくってしまった」とチームの一員として胸が締め付けられた。

　「僕のサッカー人生で一番いい監督」と慕っているペトロビッチ監督は胃痛を発症。「いつも助けてもらっている〝おやじ〟のために頑張らない男なんていない。無失点と勝利を目標に、サポーターの前で必死に戦いたい」。後半の飛躍を胸に秘め、力強く話した。