高校野球
大麻高・八木沢が投打で躍動 公式戦初先発6回0封&先制スクイズ
▽全国高校野球選手権南北海道大会 札幌支部予選Cブロック1回戦 大麻10-0札北陵(27日、札幌円山)
大麻が10―0の六回コールドで札北陵に快勝。先発登板した八木沢陽投手(2年)が6回を2安打無失点と好投し、打っても自ら先制スクイズを決めるなどチームの勝利に大きく貢献した。
スライダー軸に2被安打6奪三振
2年生エースの八木沢がテンポの良い投球で試合を掌握。南北海道大会出場を目指す大麻を勢いづかせた。
昨秋に肘を故障した秋山颯太(3年)に代わって春から背番号1を託された。「出られない先輩たちのためにも頑張る」と自身初となる公式戦先発マウンドで躍動した。バックを信じ、得意のスライダーを軸に打たせて取る投球を披露。6回2安打無失点で無四球6奪三振と快投した。
攻撃でも貢献した。二回1死二、三塁で打席に入った。山本直洋監督(43)は「どうしても先制点を取りたかった」とスクイズのサイン。その思いに見事に応え、きっちり決めた。この得点でチームは流れに乗った。
1―0の三回1死満塁では6番の平原和馬一塁手(3年)が中前に2点適時打を放ち、突き放した。五回には打者一巡の猛攻で6得点と試合を決定づけた。
東海大札幌高に春のリベンジだ
2回戦の相手は強豪の東海大札幌高。春の支部2回戦で逆転負けを喫している。守りから主導権を握り、相手の隙を突く攻撃を見せ、雪辱を果たす。