MVPを引き寄せろ 新庄ボスがフレッシュ球宴出場3選手へビッグ指令
自らMVPを引き寄せろ―。27日、「フレッシュオールスターゲーム2022」(7月23日、長崎)の出場選手が発表された。日本ハムからはドラ1の達孝太投手(18)とドラ2の有薗直輝内野手(19)、2年目の古川裕大捕手(24)が選ばれた。現役時代、セ・パ両リーグで球宴MVPを獲得した新庄剛志監督(50)は「そういう場面が来い、来い、来いって一回から思ってないと」とMVPへの貪欲な姿勢を求めた。
ドラ1達、ドラ2有薗、2年目古川裕が選出
2004年のオールスターで本盗を成功させ、MVPに輝くなど、現役時代はお祭り男だった新庄監督。若手の祭典に臨む3選手へ、MVP獲りの秘策?! を授けた。
「そういう舞台が好きかどうかですよ。みんな、MVPを取りたいと思ってやってると思うけど、取る場面を自分で持ってきて、一発で決めるってこと」。チャンスの場面などを引き寄せ、逃さない重要性を説いた。
ビッグボス自身は「ランナーがいない時、全然興味ない。ホームランを狙うくらいかな。守備にしても、ゆっくりスタート切ってダイビング(キャッチ)。印象はいいですよね」と派手に見せるプレーで、観客やファンの目を引いていた。
有薗「自分のバッティングをして狙っていきたい」
さらに自らにもプレッシャーをかけていた。「必ずMVP取って帰ってくる。必ずです―って。俺はヒーローインタビューで言ったけどね」と懐かしそうに振り返った。
初のお祭り舞台に挑む有薗は「自分のバッティングをして狙っていきたいですね」と笑いながら意欲を見せた。〝ビッグボスイズム〟が継承されるか―。まずは若手の祭典に注目だ。
達「全部三振取りたい」古川裕「他の選手の良いところ吸収」
順調に段階を踏んでいるドラ1右腕の達も選出された。「素直にうれしいですし、楽しみです。思い切った投球で、全部三振を取りたいです」と堂々宣言した。2年目の古川裕は「他球団の選手とプレーできる貴重な機会なので、他の選手の良いところを吸収しつつ、自分の持っているものを発揮したいです」とコメントした。