ファイターズ
代打の神川畑降臨! 2点タイムリー二塁打でオリ由伸攻略
■日本ハム5-0オリックス(2日、札幌ドーム)
153キロ直球仕留めた
渾身の一振りで、スーパーエースを打ち砕いた。1点リードの六回2死満塁。ヌニエスの代打で上川畑が登場した。相手は球界屈指の右腕・山本。初球、2球目と誘い球の変化球を見極め、2ボールのカウントをつくると、続く153キロの直球を思い切りよく振り抜いた。
打球は右翼線への二塁打となり、大きな2点がスコアボードに刻まれた。「球界を代表する投手。今後も対戦していくと思うので、きょうの経験を次に生かしていきたい」と胸を張った。
前日1日、NTT東日本時代に3年間指導を受けた井端弘和氏(侍ジャパンU12監督)が始球式を務めた。常日頃から「体力を付けろ」と言われていた上川畑。プロの世界では心身ともに削られる日々を送っている。
「毎日試合をやるのもキツいですし、体力的なところ以外でも、メンタル的なところでも(社会人野球と)差はあるというのは感じてます」
攻守で躍動!SNSで話題に
それでもここまで26試合に出場し、持ち前の堅守のみならず、打率.312と打撃面でも結果を残している。SNS上などでファンから「神川畑」とも呼ばれる活躍ぶりだ。
ドラ9のオールドルーキーは「知っています」と笑い、「まだ1カ月出ているだけなので、いつか本当の『神ってる』活躍をして実績を残せたら」とさらなる躍動を誓った。近年、固まらなかった遊撃のレギュラーを、一気にかっさらう。