ファイターズ
柿木が2回0封 1軍再昇格へ前進
■イースタン 日本ハム1-6ヤクルト(4日、鎌ケ谷)
日本ハムの柿木蓮投手(22)が4日、2軍ヤクルト戦(鎌ケ谷)に六回から3番手で登板し、2回無失点の好投を見せた。3安打を許したが、無四球で2奪三振。6月30日に2軍降格後、最初の実戦で結果を出し、再昇格への一歩を踏み出した。試合は1-6で敗れた。
ピンチで四球を避け太田を一ゴロ併殺
鎌ケ谷から再出発だ。柿木が仕切り直しの登板で、2回3安打無失点と意地を見せた。六回からマウンドに上がり、いきなり1死二、三塁とされたが、「四球を削っていくことを一番に考えた」と、逃げずに太田を一ゴロ併殺に仕留めた。七回には2三振を奪い「不利なカウントでも変化球で(ストライクが)取れた」と収穫を口にした。
6月10日にプロ4年目で初の1軍昇格を果たし、翌11日の中日戦で1回3者凡退の圧巻デビュー。計4試合に登板し、4回⅓1失点と上々の結果を残した。それでも、「最後の方は自分が思ったところに投げられていなかった」と徐々に制球が乱れ、同30日に2軍降格となった。
目指すはもちろん、早期の再昇格。1軍で見つかった課題と真剣に向き合い、再び晴れ舞台に立つ権利をつかみ取る。