高校野球
知内は4大会連続南大会 左腕エース坂本が6回0封8K
▽全国高校野球選手権南北海道大会 函館支部Aブロック代表決定戦 知内9-1函大有斗(4日、函館オーシャン)
函館支部Aブロックは知内が9―1で函大有斗に勝利。坂本拓己投手(3年)が6回5安打無失点、8奪三振の好投で4大会連続の南大会出場に貢献した。
「点を取ってくれたので野手のために投げた」
プロ注目の左腕エース・坂本が、序盤から走者を背負う苦しい展開も、要所を締める投球でチームを4大会連続の南大会出場に導いた。
一回は直球に力が入った。2死から四球と連打で満塁のピンチを迎えたが、野手から「直球を当てられにきている」と指摘を受け、力みが取れた。「うまく決まった」という低めのスライダーで三振を奪い、この場を切り抜けた。
その後は「直球とスライダーだけでは打ち取れない」と、春の全道大会以降に磨いたカーブを多投。コーナーを突く直球と緩急のあるカーブでカウントをつくり、勝負球のスライダーで打ち取っていった。「点を取ってくれたので野手のために投げた」と振り返った。
夏までは南大会を想定し、強豪校とも練習試合を行った。何としてでも優勝を果たし、夏初の甲子園に導く投手になる。