5号ソロの野村〝Jポーズ〟決まった!「一本何とか僕が打てるように」
■日本ハム1-2ロッテ(5日、ZOZOマリンスタジアム)
「ホームランを捨てて…」逆風切り裂きまさかの左翼席へ
逆風を切り裂いた打球が、左翼席に突き刺さった。「4番・三塁」で先発出場した野村佑希内野手(22)が二回に先制の左越え5号ソロ。「風があって、打球も戻ったりしていた。ホームランを捨てて、コンパクトにいった。うまく打てたのかなと思います」と本人も驚きだった。
6月18日のロッテ戦(札幌ドーム)以来の一発。ダイヤモンドを一周して戻ってきたベンチ前で、二つの〝本塁打パフォーマンス〟を披露した。
まずは、愛称でミドルネームのジェームスにちなんだ〝Jポーズ〟だ。「浅間さんが気に入っている」と浅間に促され、ちょっぴり照れながら親指と人さし指で「J」をつくった。昨年12月の契約更改会見から温めていたポーズを解禁。「ホームランが少ないので、できるようにいっぱい打ちたいです」とさらなる浸透をもくろむ。
「体幹やってから状態がいい」梅津トレーナーへ〝お辞儀パフォ〟も
感謝の〝お辞儀パフォーマンス〟も飛び出した。ベンチで最後に出迎えた梅津祐輔トレーナーへ、ヘルメットのつばを持ってペコリ。「いつも体幹を見てもらっているので、ありがとうございますって」と頭を下げた。
交流戦明けからホームでは練習前、ビジターではウオーミングアップ前に、体幹トレーニングとしてピラティスを行うのが日課。「呼吸であったり、姿勢を確認する体幹だったり、その日の体調に合わせて考えてやってもらっています。体幹やってから状態がいい」と、好調維持の要因となっている。
幸先良く先制アーチを放ったものの、第2打席以降は2三振を喫するなど凡退。チームは七回に同点に追いつかれ、延長戦の末にサヨナラ負けした。
「どこも勝ち(パターン)で投げてくる投手は良いピッチャーばかりなので、そういう時に一本何とか僕が打てるようにしたい」。打線の中軸として、使命感は人一倍強い。次はチームを勝利に導くバッティングを見せて、お立ち台で〝Jポーズ〟をビシッと決める。