▽全国高校野球選手権南北海道大会 札幌支部予選Ｂブロック代表決定戦 北海７－１札南 （札幌円山）

「今は打者に専念して、チームが勝つために貢献したい」

　夏の大会で５番に昇格した井樫太希左翼手（３年）が、一回２死二塁にバックスクリーンまで運ぶ公式戦２本目の特大アーチを放った。中学時代の札幌新琴似シニアではエースだったが、入学後に右肩を痛め、投手としての挫折を味わった。今春までに打者専念を決意。「正直、春の練習では調子が悪くてメンバーには入れるか分からない状態だった」。野手として厳しい競争を生き残ったからには、あとは打つだけ。「今は打者に専念して、チームが勝つために貢献したい」。７大会連続５４度目の南北海道大会進出。２連覇を成し遂げ、全国最多４０度目の聖地へ突き進む。

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