日本ハムの上沢直之投手（２８）が、８日のソフトバンク戦（ペイペイドーム）に先発する。４日に第２子となる長男が誕生したばかり。２児のパパとなったエース右腕が、一家の大黒柱としての自覚を胸に、今季６勝目が懸かるマウンドに上がる。

出産立ち会い「大変さわかる。うれしかった」

　移動休日だった４日に感動の対面があった。札幌市内の病院で、夫人の出産に立ち会った上沢。「実際に見て経験した方が大変さも分かる。本当にうれしかったですよ。頑張ってるなぁと思って」としみじみ振り返った。

　喜びを分かち合い、決意を新たにした。「物心つくまで。僕の職業が何なのか、下の子が分かるまでは頑張りたいと思う」。２児の父となって初めての先発マウンドに向けて「前回やられているし、リベンジしたいなという気持ちはあります」と鼻息は荒い。

　６月２４日のソフトバンク戦（ペイペイドーム）では六回途中５失点でＫＯ。試合序盤に３点を失い「出はなをくじかれて、そのままズルズルいっちゃった感じがあったし、何とかしないきゃいけない試合だった」と悔いが残った。

　「僕の野球人生、もう折り返しです。七回ぐらいまできていますかね、八回ぐらいですかね」と自虐したが、まだ２８歳。野球選手として、脂が乗ってくるのはここからだ。

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