北海道勢100勝目頂きだ! 北ガスが都市対抗野球へ14日出発
初戦は22日に強豪・東芝と対戦
都市対抗野球大会(18日開幕、東京ドーム)に2年連続で出場する北海道ガスは、22日の1回戦で強豪・東芝と対戦する。16日からは関東で練習試合を行うため、14日に東京へ出発する。創部5年目とまだ若いチームだが、年々着実に力をつけ、今回は初勝利を目標に掲げる。さらにあと2勝すると北海道勢100勝の節目となるだけに、達成して勢いに乗りたいところだ。
「全国で勝つ!」を目標に日々練習に励んできた北海道ガスが北海道勢100勝と、その先の全国制覇を目指し、東京へ向かう。16~18日に練習試合3試合をこなし、22日に1回戦に臨む。
MAX149キロエース・大城「どんどんぶつかっていくだけ」
創部5年目で2年連続出場。初戦は強豪の東芝だ。勝てば節目に王手がかかる試合に、エースの大城祐樹(26)は「かなり強い相手だけど、どんどんぶつかっていくだけ。100勝は自分たちで飾りたい」。MAX149キロの直球とキレのあるカットボールを軸に、持ち味の制球力で相手打線を手玉に取る気でいる。
打線の注目は道地区2次予選で3戦連続本塁打を放った4番・寺田和史外野手(26)だ。「自分が打てばチームが勝てると思う。いい緊張感を持って打席に入る。本塁打は狙わず強い打球を打つ」と強豪相手にもひるむ様子はない。
初出場した昨年はセガサミーに1―10で敗れて1回戦敗退。中林健吾主将(25)は「初の都市対抗を経験し、弱気な部分が一切無くなって自信になった。練習の意識も変わった」。
「超自立」実践で練習が効率的に
さらに今年は野手コーチが不在。選手自ら練習メニューを決め、ノックも自分たちで打つ。スローガンの「超自立」を実践している。清水隆一監督(62)は「基本知識は与えて、ほかは選手に任せてる。効率の良い練習ができているし、結果にもつながっている」とチームの成長に手応えを感じている。
進化は一戦一戦の積み重ねからなる。節目を通過点に、全国の頂点まで駆け上がる。