ファイターズ
ポンセ来日初勝利 木村の逆転3ランに「興奮しました」
■日本ハム3ー2楽天(13日、静岡)
気迫の雄たけび!7回6安打1失点
陽気なキャラクターの新助っ人右腕が、待望の来日初勝利だ。コディ・ポンセ投手(28)が、7回96球を投げて6安打1失点と力投。初めてのお立ち台で、ファンから祝福の拍手を送られ「アリガトウゴザイマス」と笑顔がはじけた。
静岡の夜空に、何度も雄たけびが響き渡った。長髪を揺らしながら、気迫のこもった投球を披露。0-0の七回に先制点を献上したが、何とか最少失点でしのいだ。
「すごいことが起こる」ヌニエスの予言ズバリ
そして七回裏、ベンチで座っていると、隣にいたヌニエスが「すごいことが起こるぞ」と予言。木村の逆転3ランが飛び出し「これで勝てるぞとなって、興奮しました。ビッグプレーだと思いました」と大喜びした。
開幕から3カ月がたち、ようやくつかんだ今季初白星。持ち前の明るさで、すっかりチームにとけ込んでいる。「コミュニケーションを取れることが仲良くなる秘訣だと思う」と日本語を勉強。「日本のカルチャーを学ぶようにしている」と登板前には、そばやラーメンといった日本食を食べることがルーティンとなった。
試合後には、セーブを挙げた堀から勝利球を手渡された。「アメリカではクローザーがセーブしたボールを取っておくことが多いので、そこは堀の優しさのたまものだと思った」と感謝し「あした(14日)、ビッグボスにサインをもらっておきます」と笑った。
チームは今季初の5連勝。頼れる助っ人が、さらにチームをもり立てる。