■日本ハム６ー０楽天（１４日、静岡）

　「９番・二塁」で先発出場した石井一成内野手（２８）がシーズン自己最多を更新する５号２ラン。「静岡の夜空に花火を打ち上げることができて良かったです」と笑顔がはじけた。

　宇佐見のスクイズで１点を先制した直後、五回２死三塁で迎えた第２打席。２ボールから相手先発・岸のチェンジアップを右翼席に運んだ。貴重な追加点となり、新庄ビッグボスもベンチを飛び出して大はしゃぎしていた。

　開幕８４試合目で、早くもキャリアハイを更新。試合前には「ボスから秘密のアドバイスをいただいた」と声掛けがあった。「思い切り引っ張りなさい」と助言を受け、「ドンピシャです。しっかり自分のポイントでと言ってもらって、それが良い結果につながりました」と感謝した。

　指揮官は後半戦からレギュラーを固定することを明言。「これから全試合に出るつもりでやっていきたいなと思います」。熾烈（しれつ）なサバイバルを勝ち抜き、背番号３８が定位置をつかみ取る。