高校野球
鵡川 駒苫撃破で16年ぶり初戦突破 小池監督が南大会初勝利
▽全国高校野球選手権南北海道大会1回戦 鵡川2ー1駒大苫小牧(16日、札幌円山)
名将の継投策がズバリ的中
昨春に就任した小池監督率いる鵡川が、鮮やかな継投策で16年ぶりの南大会1回戦突破を果たした。
六回に先発の柏村匠海投手(3年)が先制点を許す。しかし直後、同点に追いつき、迎えた七回1死一塁。1番・今富龍覇右翼手(3年)が「内角の変化球。芯で捉えることができた」と、右翼線に適時二塁打を放ち勝ち越しに成功した。そこで、小池監督は「柏村の球が浮いてきた」と見抜き、八回から後藤大輝投手(3年)をマウンドに送った。継投策が見事にはまり、直球主体の強気な投球で試合を制した。
かつて旭龍谷、旭南を甲子園に導いた名指導者が昨春、19年ぶりに鵡川に復帰。この日の勝利を「たまたま。力的には駒苫さんの方が上」と謙遜しながら、監督として南大会初勝利を喜んだ。