（22日、札幌ドームサッカー練習場）

　左太もも裏を痛め、１８日の神戸戦を回避した北海道コンサドーレ札幌のＦＷ小柏剛（２３）が、全体練習に合流。２試合ぶりの出場へ、意欲を見せた。ここまで５得点のルーキーは、残る９試合でのさらなる上積みを誓った。

　１１日のＣ大阪戦明けに左太もも裏を痛め、全体練習を外れていた小柏が、全メニューを消化した。「疲労によるものだったと思う。痛みもなくて練習もしっかりできた。感覚は大丈夫」と、２６日の広島戦（札幌ドーム）へ向け、万全を強調した。
　度重なる負傷に泣かされながらも、ここまで２１試合で５得点。１年目から主力としての働きを見せているが「コンサドーレのエースになれるようにもっと得点を積み上げないといけない」と、さらに上を目指す。欠場した神戸戦は再三の好機も無得点に終わっただけに「チャンスをつくっている中で決めきるのはＦＷの仕事。ゴールにもっとこだわらないと」と、チームとしての立て直しを誓った。
　広島との敵地戦（３月１０日）では立ち上がりに２失点し、敗戦。小柏は負傷離脱中だった。勝ち点で並ぶ相手との対決に「順位の近いチームで、絶対に負けられない試合。僕のゴールで勝てれば」と気合十分に話した。（石栗賢）