高校野球
札大谷 1年生・増田が4安打固め打ち
▽全国高校野球選手権南北海道大会1回戦 札大谷12ー4札北(18日、札幌円山)
18年神宮大会優勝の兄を追い入学
緊張を力に変え、札大谷の9番・増田智紀二塁手(1年)が初の南大会で4打数4安打2打点の大暴れを見せた。3点を追う二回1死二、三塁の場面で打席に立つと「先発の信田投手を助けたい」と、内角高めの直球を捉え、右翼線に2点三塁打を放った。
50メートル6秒3の俊足を生かし投手強襲、2本のバント安打と3打席連続で〝らしさ〟を見せつけた。連日、1日50球の犠打練習で〝小技〟を磨いた成果だ。
札大谷に入学を決めたのは同校OBで18年の神宮大会優勝メンバーである兄・大貴さん(北海学園大2年)の影響だ。「兄を追い越せるように努力している」と全国の舞台で飛躍することが目標だ。