高校野球
東海大札幌高・門別が救援でほぼ完投 初回ピンチの登板に「気合が入る」
▽全国高校野球選手権南北海道大会準々決勝 東海大札幌高3ー2鵡川(19日、札幌円山)
南大会準々決勝は東海大札幌高が3―2で鵡川に逆転勝ち。3年ぶり4強に一番乗りを果たした。
一回1死にマウンドへ 大脇監督「そういった形を確立したい」
最速150キロ、最強の〝救援エース〟だ。東海大札幌高の門別啓人投手(3年)が2戦連続の途中登板で、4強進出に貢献した。
一回1死一、二塁のピンチで急きょマウンドに上がると、8回2/3を投げ2失点。大脇英徳監督(47)は「そういった形を確立していきたい」と、今後も救援での起用を示唆。門別も「気合が入る」と、納得ずく。門別は、打っても四回に同点打、六回には勝ち越しの決勝スクイズと投打に活躍した。
右打者のインローへ食い込むストレートが、すごみを増した。1点ビハインドの四回2死満塁のピンチ。門別は「右打者の左膝に当てるぐらいのイメージ」と、インコースへ、ちゅうちょすることなく直球を3球続け、見逃し三振を奪った。春はベスト体重86キロから6キロ落ちたが、現在は4キロ戻し、ベストまであと2キロ。「状態は100パーに近いです」。8年ぶりの頂点へ、ブルペンで万全の準備をして、その時を待つ。