高校野球
旭大高 強敵・クラーク撃破で3年ぶりV王手
▽全国高校野球選手権北北海道大会準決勝 旭大高4ー2クラーク(23日、旭川スタルヒン)
旭大高は春夏連続甲子園出場を狙うクラークを4―2で撃破。3年ぶりに決勝へ駒を進めた。
3番・藤田がマルチ安打で打線けん引
一回に先制すると、一度も逆転を許すことなく逃げ切り勝ち。七回に試合を決定づける4点目の適時打を放った3番・藤田大輝三塁手(3年)は「監督からも、コンパクトに、と言われていた。しっかりセンター返しを狙っていた」と、今大会初のマルチ安打&初打点にうなずいた。
端場雅治監督(53)も復調した主軸をたたえた。「あの1本は、あいつにとってもチームにとっても大きい。3、4番が今大会では良い場面で打てていなかった。次に乗っていけるヒット」と、決勝での活躍にも期待を込めた。
決勝は端場監督就任以来6戦全勝
藤田の父・浩二さん(52)は1987年に旭竜谷で選抜甲子園に出場。幼い頃から聖地の話を聞かされて育った。「3番に置かれている以上、チャンスで回ってくることが多い。そこで1本打ってチームに流れを持ってきたい」。1993年8月の監督就任後、決勝戦は過去6戦全勝。現校名では最後となる夏を最高のフィナーレで飾ってみせる。