夏季スポーツ
全国高校総体サッカー 旭実が帝京大可児を1ー0で破り1回戦突破
■全国高校総体(24日、徳島スポーツビレッジほか)
男子サッカー1回戦で2年連続7度目出場の旭実は、1―0で帝京大可児(岐阜)に勝利。前半15分にFW安保悠輝(3年)からゴール前でパスを受けたMF渡辺健斗(3年)が落ち着いてシュート。旭実のホットラインが2年連続の初戦突破に導いた。
旭実の『ホットライン』渡辺・安保で決勝点
旭実の〝ホットライン〟がチームを2年連続の1回戦突破へ導いた。前半序盤から、相手陣地でボールを保持し果敢に攻め続け、常にゴールの気配を感じさせていた。
試合が動いたのは前半15分。前線でMF樫山からパスを受けたFW安保がペナルティーエリア中央付近まで切り込み、左サイドから走り込んできたMF渡辺にボールをつないだ。渡辺はその勢いのまま左足で押し込み先制。「練習通りに決まった。なかなか(ゴールを)決めきれていない試合状況だったので得点できてうれしかった」とSSSジュニアユース時代からの〝戦友〟安保との連係が生きた理想的なゴールを喜んだ。
後半は相手の猛攻を受ける厳しい場面もあったがGK石川のファインセーブも光り、1点を死守。そのまま終了のホイッスルを迎えた。
富居徹雄監督(50)は「後半に足が止まってしまう場面もあったが、初戦としては上出来。(次戦以降は)暑さ対策をしながら自分たちのやれることをやる」と意気込んだ。高校総体で同校過去最高は2017年の8強。それを上回る4強を目標に掲げる旭実イレブンは酷暑に負けず走り続ける。