夏季スポーツ
2022/07/24 20:45

全国高校総体サッカー1回戦 札光星が強豪・富山第一を撃破

札光星の川合(中央)がゴールを決め、盛り上がるイレブン

■全国高校総体(24日、徳島スポーツビレッジほか)

 男子サッカー1回戦で28年ぶりに出場した札光星が富山第一(富山)を1―0で撃破した。後半35分に前線でこぼれ球を拾ったFW川合流央(3年)が相手DFの激しいプレスを制して切り込み、決勝点を奪った。

〝破天荒ストライカー川合〟が決勝弾

 男子サッカー1回戦で28年ぶりに出場した札光星が富山第一(富山)を1―0で撃破した。後半35分に前線でこぼれ球を拾ったFW川合流央(3年)が相手DFの激しいプレスを制して切り込み、決勝点を奪った。

 28年ぶり11度目出場の札光星が〝破天荒ストライカー川合〟を中心に今大会、波乱を起こす。

 過去に選手権で優勝を果たし、現在、プリンスリーグ北信越で上位の強豪・富山第一に挑んだ1回戦。終始、富山第一に主導権を握られる試合展開となったが、試合終盤にFW川合がひっくり返した。

 試合終了間際の70分に前線のFW村山のヘディングから得たボールを川合が拾い、相手DFの猛烈なプレスにも負けずに中央突破、GKと1対1の状況に。「緊張しましたね」とおどけたが、冷静に処理し、ゴールネットを揺らした。4分前、同じ局面で決めきれなかった。「外してそのまま試合が終わったら戦犯になっちゃうな」とギアを一段階上げて奪った決勝点となった。

 北海道コンサドーレ札幌U―15時代から共にプレーする主将のMF土井駿輔(3年)は川合の性格を「破天荒」と表現。「ただ、そういう性格だから大きい舞台でやってくれる」と信頼感を示した。

 同大会、札光星の最高成績は1981年の16強。チャレンジャー精神は失わない。次の相手は聖和学園(宮城)だ。相手はどこであれ、目の前の一戦一戦をしっかり戦い抜く。

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