高校野球
2022/07/25 23:20

札大谷3戦連続2桁得点 南北海道大会初の決勝進出

猛打で初の決勝へ勝ち上がった札大谷。この日は丸山が右中間へ一発を放つ

▽全国高校野球選手権南北海道大会準決勝 札大谷10-2苫中央(25日、札幌円山)

 札大谷は3試合連続2桁安打&2桁得点の猛攻で、苫中央の151キロ右腕・斉藤優汰投手(3年)を打ち崩し、八回コールドで初の決勝に駒を進めた。

道内最速右腕・斉藤攻略 2戦連続スタメン全員安打

 準々決勝を南大会記録の22安打で勝利した札大谷打線が、準決勝でも爆発。道内最速右腕・斉藤を攻略した。四回までに7点を奪い五回にKO。船尾隆広監督(51)は「率直にうれしいです。真っすぐを狙って前半で捉えたかった」。選手たちはバットを短く持ち次々と快音を響かせ、2戦連続でスタメン全員安打も記録した。

7番・丸山が公式戦4号 けが乗り越え存在感

 1点リードの二回。2死から7番・丸山雄大中堅手(3年)が右中間へ公式戦4本目のソロアーチを放った。「まっすぐを狙っていた。対戦を楽しみにしていた」。新チームから4番に座ったが6月上旬に左手小指を骨折。なんとか背番号「18」で滑り込むと、南大会では3戦連続長打、打点と存在感を示した。

 2018年秋に全道優勝&神宮大会初陣V。翌19年の選抜甲子園で1勝も、夏は17年、20年の準決勝進出が最高だった。「とにかく勝つ。やるしかない。自信はあります」。復活した元主砲が、決勝戦でも初Vの〝祝砲〟を打ち上げる。

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