夏季スポーツ
札光星逆転許し16強逃す 暑さこたえ後半3失点
■全国高校総体(25日、徳島スポーツビレッジほか)
男子サッカーは24日に初戦を突破した札光星と旭実が、ともに2回戦に挑んだ。札光星は聖和学園(宮城)に2―3で惜敗。DF伊藤恒太(3年)が、公式戦初ゴールで先制するも同点の終盤に勝ち越され、1981年以来の16強入りを逃した。
前半にDF伊藤が先制
28年ぶり出場の札光星。24日は、土壇場の後半35分で決勝点を決め初戦突破。2回戦も勢いそのままに勝利を目指したが、かなわなかった。
先制したのは札光星。前半24分にゴール前に上がっていたDF伊藤が右サイドからのクロスをダイレクトシュート。「先制点というのもあり、純粋にうれしかった」と自身高校での公式戦初ゴールを喜んだ。
本職の守りは「(チーム全体が)前半から相手に走らされ後半疲労からプレスが弱くなった」。後半9分に同点、後半18分に勝ち越しを許した。小林宏之監督(42)は「暑さと先制点を取ってからの余裕などで足が止まった場面もあった」と後半に相手に隙を与えたことを悔いた。
小林監督「負けてても追いつける粘り強さが身についた」
しかし、逆転負けにも収穫はあった。1―2で迎えた試合終了間際に一度は同点に。「負けてても追いつける粘り強さが身についた」と小林監督。セカンド、サードチームを作り競争をさせ、全国で戦えるチーム作りに成果を感じている。
主将の土井駿輔(3年)は「大舞台でも力を発揮できる。選手権で北海道の第1代表として、全国出場を目指す」。全国で戦える自信を、次の戦いへの肥やしにする。