ＭＶＰ奪取で恩返しする―。日本ハムの清宮幸太郎内野手（２３）が２６日から行われる「マイナビオールスターゲーム２０２２」に初出場。２４日ロッテ戦のお立ち台では「ホームランを打ってＭＶＰ獲ります！」と高らかに宣言していた。有言実行を果たし、新庄剛志監督（５０）からの指令にも応えるつもりだ。

ヤクルト・村上との競演心待ち「二人で打てればいい」

　「お祭り男」襲名へ、気合十分だ。「プラスワン投票」で選出された清宮が初めて球宴に臨む。ルーキーイヤーの２０１８年はフレッシュ球宴で見事な本塁打を放った。「フレッシュオールスターも楽しかった記憶がある。何か名前が残るようなことができれば」と再現を狙う。

　球界屈指の強打者となった同級生のヤクルト・村上との〝競演〟も楽しみの一つだ。フレッシュ球宴時はチームメートだったが今回は別チーム。「二人で打てればいい」と対戦を心待ちにする。

　ＭＶＰを狙って獲りにいく。清宮の魅力といえばホームランだ。前半戦はチームトップの１１本塁打を記録。球宴の舞台でアーチを架けることができれば、ＭＶＰ獲得の可能性はグッと上がる。

　新庄監督はＭＶＰ獲得指令を出し、「（賞金は）３００万だっけ？　それを裏方さんにね、プレゼントしてあげてほしい」と要望。清宮も「それはすごい良いことですね。すごい裏方さんにはお世話になっているし、ぜひ、それをやりたい」と乗り気だ。一流選手の集うオールスターで、清宮が一番の輝きを放つ。