大学・社会人野球
北ガス無念の逆転負け 都市対抗野球 北海道勢100勝お預け
▽都市対抗野球第8日2回戦 北海道ガス1-4JR西日本(25日、東京ドーム)
22日の1回戦で強豪・東芝(川崎市)を破り、全国1勝とともに道勢100勝にも王手をかけて2回戦に臨んだ北海道ガスだったが、JR西日本(広島市)に逆転で敗れた。
七回まで無失点と踏ん張ったが、八回に逆転を許した。六回途中からリリーフ登板した室蘭シャークスからの補強選手・岩崎巧(27、法大)が死球を与えてから崩れ降板。2死一、三塁の場面でマウンドを託されたエース・大城祐樹(26、遠軽高出)が初球に投じたカットボールが高く浮き、打球は右翼後方への2点適時二塁打となって逆転を許した。大城は「コンディションも良く、準備はしていたが最初からMAXでいけなかった。実力不足」と肩を落とした。
道勢100勝は来年以降に持ち越しとなったが、全国に北海道ガスの実力を見せつけた。清水隆一監督(62)は「(1回戦に対戦した)東芝さんとの対戦がわれわれの成長につながった。来年に向け、もう準備する」と手応えを感じ、前を向いた。
驚異的なスピードで成長を見せる北海道ガスはさらに進化して、また東京ドームに戻ってくる。