高校野球
札大谷 2年生・佐々木が3安打3打点でV貢献
▽全国高校野球選手権南北海道大会決勝 札大谷7ー2知内(26日、札幌円山)
南大会4試合でチームトップ9打点マーク
スタメンに名を連ねる3人の下級生が上級生に負けない打力を見せた。
なかでも1年秋からマスクを被る5番・佐々木涼斗捕手(2年)は、決勝戦で3安打、チーム最多の3打点をマークした。二回に左中間フェンス直撃の二塁打を放つと、2―0とした三回1死一、三塁で中犠飛。七、九回にも適時打を放ち、4打席全てファーストストライクを逃さず仕留めた。
南大会4試合通じても9打点でチームトップ。「小中と、道内では勝ってきたチームにいたけど、春秋と負けて悔しかった。リベンジできて良かった。打撃は自信が持てるほど、練習はやってきた」と胸を張った。
中学硬式の札幌新琴似リトルシニアでは4番を務め、日本選手権にも出場した。その時のメンバーには、今春の選抜甲子園出場を決めながらコロナ禍で辞退した京都国際の小林春輝内野手(2年)がいた。27日に京都大会の決勝を迎える元チームメートに佐々木は「甲子園で会おう」と自らの決勝前日にメール。最高の舞台での再会を心待ちにしている。
小学時代に日本一経験「高校でもう一回」
小学時代は東16丁目フリッパーズで道勢初の全国学童軟式野球大会優勝を経験。「全国は慣れているので緊張はしない。小学校の時に日本一になったけど、中学では実現できなかった。高校でもう一回、日本一になりたい」。物おじしない2年生捕手が、チームを甲子園の頂点まで導く。