コンサドーレ
「6試合で勝ち点12」MF深井がミシャからのノルマ達成に意欲
■27日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
勝ち抜け! 試練の6番勝負! 北海道コンサドーレ札幌は11対11の戦術練習などで調整した。この日の練習で主力組に入り、フルメニューをこなしたMF深井一希(27)は、ミハイロ・ペトロビッチ監督(64)が30日の名古屋戦から「6試合で勝ち点12」をノルマにしたことを明かし、目標達成のため、フル回転することを誓った。
30日名古屋戦で先発復帰へ
不屈の男が「ミシャのノルマ」を達成する力となる。10日の鹿島戦以降、右膝裏の炎症で欠場していた深井。5月29日の神戸戦以来となる先発の可能性が出てきた。「もっとコンディションを上げる必要はあるけど、先発でもサブでも出られたらチームのために頑張ります」と意気込んだ。
何度も靱帯(じんたい)を損傷している右膝は分厚くテーピングがなされているが、「今回のけがも大丈夫だし、痛みもそれほどない」と気丈に語った。
札幌にとって、J1残留を確たるものにし、上位を目指すための6番勝負だ。残り12試合のうち、名古屋戦からの6試合をペトロビッチ監督は重要視し「勝ち点12」をノルマとしたという。
降格圏脱出争う相手と次々対戦
6試合のうち湘南戦以外はホームと地の利もある。特に最初の3試合は「絶対に勝たないといけない」と深井も重要性を理解している。名古屋、湘南、神戸と降格圏脱出を争う相手。勝つと負けるのでは天国と地獄だ。
現在もけが人が続出し、FWルーカスは復帰したが、今週の練習にはDF岡村と西が不参加。MF金子に続き、名古屋戦の出場は微妙だ。非常時だからこそ、チーム力が問われる。深井はもちろん全員一丸となり6番勝負をモノにする。