ロバパンCUP開幕 昨年初出場ベスト8のOne Eightが好発進
■フジパングループPresents2022ロバパンCUP第54回全道Uー12サッカー大会 第1日(29日、北見モイワスポーツワールド球技場)
全道15地区の代表32チームが参加して、1回戦16試合が行われ、昨年準優勝のSSS(札幌)などが勝ち上がった。地元オホーツク地区勢は開催地枠を含めて3チームが初戦で姿を消した。試合は1チーム8人制。新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年ぶりに有観客で開催され、30日は2回戦と準々決勝、31日は準決勝と決勝を行う。
MF崎の先制弾皮切りに攻守で圧倒4発快勝
昨年、初出場ながらベスト8入りした札幌のOne Eightがサフォークランド士別ジュニアを攻守に圧倒し、今年も好発進した。
試合開始直後からボールを支配し、FW陣が次々とゴールに襲いかかった。だが、シュートはいずれも枠を大きく外れ「初戦とあって、選手は緊張していたかもしれない」と浅見隆平監督(31)。焦りからか強引なプレーも目立ち始めた。
そんな嫌なムードを一掃したのがMF崎甲志郎(6年)だった。前半11分、左サイドでボールを受けた崎はDF2人の間をドリブルで突破し、フリーで力強くシュート。ボールはGKの股の下を抜け、貴重な先制ゴールとなった。
「抜けるのが見え、うれしかった」と崎。これで緊張がほぐれたように2分後にFW寺口碧杜(5年)、さらに2分後にはFW土井斗真(6年)が立て続けにゴールを決め、相手の反撃を許さなかった。
札幌中央小の児童を中心に2014年に発足したばかりだが、着実に力をつけている。浅見監督は「去年以上の成績が目標。優勝も狙いたい」と意欲的に話した。
■10秒インタビュー
◆芽室 MF藤沢翔太(6年) 「(先制ゴールをはじめ3得点)ハットトリックはこれまでもしたことがあります。ゴールの左隅に決まった1点目が一番気持ち良かった」
◆SSS GK門馬拓哉主将(6年) 「(9―0と快勝し)初戦だったのでみんなで強い気持ちでいこうと戦った。そんなみんなの気持ちがつながったと思う」
◆北見オニオンキッド DF森谷瑛斗主将(6年) 「試合開始20秒ぐらいで先制点を入れられた。これが全道大会の厳しさですね」
◆プログレッソ十勝 GK小林玲弥(5年) 「(PK戦で敗れるも2本を好セーブ)PKを蹴る次の選手が決めてくれると思って頑張った。負けたけどいい試合ができました」
■試合結果
▽1回戦 ヴィエント・F・マリノ小樽5―1トロンコ旭川、One Eight4―0サフォークランド士別ジュニア、くりやま2―0北海道コンサドーレ釧路、上江別ジュニア0―0(PK5―4)プログレッソ十勝、札幌藻南1―0北海道コンサドーレ室蘭、Arearea13―0稚内潮見が丘、北海道コンサドーレ東川0―0(PK6―5)AVENDA、SSS9―0美幌UFO、根室北斗1―1(PK3―2)開西つつじが丘ジュニア、DENOVA札幌2―0YELL、プレイフル函館ジュニア3―2HKD、VITA3―0北見オニオンキッド、DOHTOジュニア3―1ベアフット北海道レッド、N―JSC滝川3―1高平レグルス、芽室4―0紋別ドルフィンズ、北海道コンサドーレ札幌4―0北斗NOSS