夏季スポーツ
2022/07/30 23:05

ロバパンCUP 上江別ジュニアが3年ぶり2度目の4強進出

上江別ジュニアはFW中山(中央)がゴールを決めるなどチーム力で4強進出

■フジパングループPresents2022ロバパンCUP第54回全道Uー12サッカー大会 第2日(30日、北見モイワスポーツワールド球技場)

次戦は強豪・SSSに挑戦

 2回戦と準々決勝を行い、ベスト4が決まった。上江別ジュニア(札幌)は準優勝した2019年以来3年ぶり2度目の4強入り。準決勝で過去6度の優勝を誇るSSS(札幌)に挑む。根室北斗は接戦を勝ち上がり、根室地区代表では初の準決勝進出。同じく初の4強となったDOHTOジュニア(千歳)と対戦する。最終日の31日は準決勝、決勝を行う。

 1回戦をPK戦の末に辛勝した上江別ジュニアが見違えるようなサッカーを展開して2回戦、準々決勝を快勝。王者SSSへの挑戦権を得た。チームスローガンに掲げる「We are not alone(われわれは独りじゃない)」の通り、選手同士がよく連係し、チームが一つとなった快進撃だった。

1トップ中山を中心に攻撃展開

 特にチームプレーが光ったのが準々決勝のヴィエント・F・マリノ小樽戦。攻撃では1トップの中山颯太(6年)を中心に左右に大きく展開し、前半10分、シュートのこぼれ球をゴール前に詰めていた中山がすかさず押し込んで先制した。

 全員がよく走り、諦めずボールを追うことでチャンスが次々と生まれる。その後も立て続けにゴールを奪ってリードを広げた。

 守っては、2回戦で5ゴールを挙げていた小樽の俊足MF田中汰一(6年)を2人で徹底的にマーク。途中からはDFの野田琉成主将(6年)の提案でフォーメーションを2ー4ー1から3ー3ー1にシステム変更して、完全に封じることに成功した。

 1回戦のPK戦ではGKに好セーブされ、相手が決めれば負けという場面が2度もありながら、相手のPKがともに枠を外れ、「神様がくれたプレゼントだよと選手に言ったんです」と富田岐美夫監督(62)。九死に一生を得た選手たちは初戦の緊張感からも解放され、本来の力を遺憾なく発揮した。

 SSSとの準決勝について、野田主将は「リーグ戦とかで負けているけど、しっかりと勝ちたい」と意気込み、富田監督も「厳しい相手だが、勝つつもりで頑張ります」と選手たちに期待を寄せた。
 

■10秒インタビュー

 ◆根室北斗 FW門間要(6年) 「(準々決勝で2得点)きょうはシュートを決められて良かった。明日(31日)の試合が楽しみ。3点以上を挙げたい」

 ◆DOHTOジュニア MF森谷璃空主将(6年) 「準々決勝はなんとか逃げ切れた。準決勝は全員で走って、全員で声を出して、全員で戦いたい」

 ◆ヴィエント・F・マリノ小樽 MF田中汰一(6年) 「(1、2回戦で計8得点も準々決勝は無得点)準々決勝もめっちゃ決めたかった。10番を背負っている以上決めないと。残念です」

 ◆くりやま DF成田蒼輔主将(6年) 「相手はパスとか守備とかがうまく、強かった。練習でみんなを強くして、負けないようにしたい」

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