ホクレン旗少年野球 十勝勢初の快挙!音更ビッグスターズV
■ホクレン旗争奪北海道少年軟式野球選手権大会 最終日(1日、札幌麻生)
準決勝2試合と決勝が行われ、音更ビッグスターズ(十勝支部)が4―1で栗山ロッキーズ(空知支部)を下し、十勝勢初の優勝を飾った。一、三回にスクイズで得点。四回にはさらに2点を追加して逃げ切った。決勝に進んだ2チームは10月8、9日に青森で行われる北日本選手権に出場する。また、今大会の模様は18日午後2時45分からUHBで放映される。
2度のスクイズ成功 果敢な走塁でプレッシャーかけ続けた
音更ビッグスターズが決勝で2度のスクイズを決め、初の栄冠を手にした。胴上げで2度、宙を待った就任1年目の星屋幸章監督(42)は「こういう試合になった時にスクイズがカギになると思っていた。かなり練習をしてきたので、大舞台で力を出せて良かった」と作戦を遂行した選手たちをねぎらった。
次の塁を狙う果敢な走塁が際立った。決勝の一回1死満塁。先制機で5番の野地凌成一塁手(6年)がスクイズを成功させた。二走の小畑玄兎捕手(6年)も一気に本塁を狙うも憤死した。
それでも三回無死二、三塁で今度は小畑がスクイズを決めた。その間に二走の白浜大知主将(6年)も本塁を狙った。またも失敗に終わったが、相手守備へ常にプレッシャーをかけ続けた。先制のスクイズを決めた野地は「しっかり決められてホッとした。優勝できてうれしい」と声を弾ませた。
小畑は準決勝でも、三回無死二塁からの投犠で二塁から本塁を狙った。この場面では見事、決勝のホームに滑り込んだ。「バントが三塁線ぎりぎりだったので、行けると思った」。普段からバント練習を多く取り入れ、二塁に走者を置いて本塁を狙う作戦も繰り返してきた。
次の舞台は10月の北日本選手権
チーム初の全道優勝だ。1番で2安打と好機を演出した白浜主将は「毎試合、1打席目は緊張した。優勝できて楽しかった」。次なる舞台は北日本選手権。道外の強豪チームに挑む。