■日本ハム６－５ソフトバンク（２日、旭川）

３ボールから強振「旭川最高です」

　渾身のガッツポーズが飛び出した。１点リードで迎えた六回。２死三塁の好機で打席に立った郡拓也捕手（２４）が、左翼席へ貴重な追加点となる２号２ランを叩き込んだ。

　カウント３ー０だったが、ベンチからのサインは「打て」。甘めに来た石川のカットボールを「思いっきり打ってやろう」とフルスイングで完璧に捉えた。プロ入り後、ホーム球場での初アーチ。「行ったろーって感じでした。旭川最高です」と笑顔が弾けた。

　お立ち台に呼ばれたヒーローは観戦に来た子どもたちへ「キッズたち見てるー？ ちゃんと宿題やってる？ 僕は最後までためるタイプだったので、早めに宿題を終わらせて楽しい夏休みを過ごしてください」とメッセージを届けた。野球少年少女の〝お手本〟として、郡はこれからもグラウンドで躍動する。