大学・社会人野球
2022/08/02 23:35

鳴海の先制&決勝打で札幌新琴似コールド発進 リトルシニア日本選手権

先制&決勝打を放った札幌新琴似の鳴海

■リトルシニア日本選手権 第1日(2日、千葉・浦安市運動公園ほか)

▽1回戦 札幌新琴似7-0洋野(東北)(六回コールドゲーム)

 悲願へ快勝発進! 4年連続23度目出場の札幌新琴似が、7―0で洋野(東北連盟)に六回コールド勝ちした。先発登板した半田悠(3年)が5回無失点と好投し、5番に座った鳴海柚莱(3年)が先制&決勝打を含む2安打2打点でチームをけん引。目標の全国制覇へ幸先良く滑り出した。

初回先制も生嶋監督「鍛えられていなかった」走塁ミス猛省

 頂点しか見ていない。新琴似ナインはコールドでの快勝にも一切、浮かれる様子を見せなかった。生嶋宏治監督(61)は「練習でガツガツやって追い込みましたけど、まだ鍛えられていなかった。監督が悪い」と厳しく試合を振り返った。

 一回に鳴海の適時打で先制し主導権を握るも、その後は走塁でミスが出るなど苦戦。追加点を奪えない時間が続いた。ピンチをつくりながらも5回を無失点に抑えた半田の踏ん張りに支えられ、打線は五回裏に一挙5得点。六回にも1点追加し、7点差として試合を決めた。

 道勢の過去最高成績は、2009年の新琴似シニアが成し遂げた準優勝。生嶋監督は「このチームは今まで見てきた中で1番。このチームで(優勝を)獲れなかったらダメ」と初の全国制覇に照準を合わせている。3日の2回戦の相手は、強豪・千葉西シニア(関東連盟)。この日、温存したエース左腕・山田遼太(3年)をぶつけ、必勝態勢で難関を突破する。

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