大学・社会人野球
札幌大谷リトルシニアが夏の全国初勝利「甲子園に行った先輩達にいい報告できる」
■リトルシニア日本選手権 第1日(2日、千葉・浦安市運動公園ほか)
▽1回戦 札幌大谷8-1海老名
札幌大谷が〝兄貴分〟より一足早く、夏の全国初白星を飾った。2014年秋まで高校の監督を務めた五十嵐友次郎監督(50)は「高校の勢いそのままに、選手たちが頑張ってくれました」と、声を弾ませた。
177センチ右腕・瀬尾主将が8奪三振快投
打線は一回に2点を先制するなど7得点。投げては、最高気温36度の酷暑の中、主将で4番の右腕エース・瀬尾心之介投手(3年)が177センチの長身から自己最速の130キロをマークするなど、5回1失点、8奪三振。「甲子園に行った先輩たちにいい報告ができる」と、胸を張った。
3日の2回戦は今春の全国選抜優勝の世田谷西(関東連盟)。2018年の明治神宮大会高校の部で初出場初優勝した西原健太投手(法大3年)が、16年の初戦で延長戦の末に敗れた強豪だ。試合直後には西原から指揮官へ「絶対にリベンジしてください」と激励が届いたという。瀬尾主将は「いつも通りしっかり投げたい」と力を込めた。