ファイターズ
井口「死んだと思った」 七回無死満塁を1点でしのぐ
■日本ハム6-5ソフトバンク(2日、旭川)
影のヒーローだ。3点リードの七回無死満塁でリリーフした井口和朋投手(28)が、見事な〝火消し〟でチームを救った。
先発の伊藤が四球、清宮の失策、安打で走者をためて降板。後を受け2番手でマウンドに上がり、東農大網走の後輩・周東には右犠飛を放たれた。それでも、1死一、三塁となって続く柳田、デスパイネの強打者2人を連続三振斬り。低めを丁寧につく投球を意識し、最少失点で切り抜けた。試合後には登板時の心境を振り返り「死んだと思いました」と本音を明かした。
期待に応える結果を残し、首脳陣の評価も上昇。大ピンチで迷いなく井口を投入した新庄ビッグボスは「彼は信頼しているので。マウンドで自分でオーラというか、入った姿を出せている。期待しています」と大絶賛だった。