ファイターズ
梅林がドキドキ初お立ち台「手が震えて…」チーム初安打&好リード
■日本ハム5-1ソフトバンク(3日、札幌ドーム)
故郷・広島の祖母へ手書きのメッセージ「オレ打ったよ!」
緊張感漂う勝利の儀式だった。大卒3年目の梅林優貴捕手(24)が札幌ドームで初めてヒーローインタビューに呼ばれた。清宮、上原に続いてマイクが回ってくると「手が震えて、足も急に疲れてきました」と、初々しい姿を披露した。
攻守で好アシストを見せた。打席では三回2死。ソフトバンク先発の東浜からチーム初安打となる右中間二塁打を放ってチャンスメーク。清宮の先制2ランにつなげた。守っては先発の上原を献身的に支え、8回0封に導いた。
試合後、中継カメラのレンズには「ばあちゃん、オレ打ったよ!」と書き込んだ。応援してくれている地元広島在住の祖母へ、札幌からメッセージを送った。
捕手の競争が激化する中、首脳陣へのアピールに成功。「僕も1試合1試合が勝負になってきますし、先発投手をしっかり勝たせて、生き残っていきたいなと思うので、1イニング1イニング、集中してしっかりやりました」と胸を張った。強肩でプロの扉をこじ開けた男が、ようやくスポットライトを浴びた。