ファイターズ
杉浦 磨いた直球で鷹狩りだ 4日ソフトバンク戦先発
結果にこだわる―。日本ハムの杉浦稔大投手(30)が、4日のソフトバンク戦(札幌ドーム)に先発する。1カ月ぶりの1軍マウンドに向けて「しっかり結果を残したい」と強い意気込みを見せた。修正してきた持ち前の直球で、若鷹打線を狩る。
前半戦苦心「自分の球がちゃんと投げられていない」
しっくり来ていなかった直球を磨いてきた。今季序盤に先発再転向した杉浦は、ここまで15試合に投げて先発は8試合。通算3勝6敗、防御率4.87と納得のいく結果を残せていない。
「自分の球がちゃんと投げられていないところに尽きる。ベースとなる自分の球がいまひとつ安定していないというのが、僕の中ではずっとあった」と苦心した理由を明かした。
真っすぐ生かした「本来のピッチング」へ
ファームでは最大の武器である直球を修正してきた。「真っすぐをしっかり、カウントが不利なときでも、決め球でも、バッターに意識させられていたら変化球も効いてくる。やっぱりそこがないと、僕の投球スタイル的に本来のピッチングではない」と言い切った。
24日には地元・帯広で試合が開催される。〝凱旋〟するためにも、結果を残し続けなければいけない。「ずっと1軍でやるつもりでやってますし、帯広の試合を楽しみにしてくれる方もいる。そこはとにかく結果でじゃないと納得させられない」と、強い覚悟をにじませた。直球で押し込む投球を取り戻し、白星をつかむ。