女子プロゴルフの「北海道ｍｅｉｊｉカップ（北広島・札幌国際ＣＣ島松コース）」が５日、３年ぶりに開幕する。４日はプロアマ戦が行われた。２週間前に札幌で行われた大会で、道勢２４年ぶりの地元優勝を果たし、今季初勝利を収めた苫小牧出身の菊地絵理香（３４、ミネベアミツミ）が、史上初の道内シリーズ２大会連続優勝に挑む。道内勢はほかに今季１勝の小祝さくら（２４、ニトリ）ら１１人が出場。当日券は発売しない。

「先週より少しだけ調子が良くなってきた」

　菊地が偉業に挑む。「３日間競技ですし、どこか一日、ビッグスコアを出さないと、なかなか勝つのは難しいかな。まずは明日、出遅れないようにしっかり頑張りたい」。卓越したショットと巧みなアプローチ、パターで、スタートダッシュを成功させる。

　プロアマ戦後の公式会見。２大会連続の地元優勝について「そう言われるんじゃないかと思ってプレッシャーだったんですけど、先週よりは少しだけ調子が良くなってきています」。会見後はすぐに練習場に向かった。

　０８年の初出場以来、１９年まで連続出場。過去最高は１５年の６位タイだが、予選落ちはない。それでも「コースに苦手意識があるので、いかに難しく考えずシンプルにできるかが、すごく大事」。気まぐれな風が勝負を左右するコースをきっちりと攻略してみせる。

札幌出身・藤田光里　復調気配漂う

　札幌出身の藤田光里（２７、ＡＫＲａｃｉｎｇ）が地元で出遅れを取り戻す。４月に左太もも裏を痛めた影響で、今季予選通過はまだない。「やっと最近になって自分の納得いくショットが打てるようになってきているけど、結果が残せていないので頑張りたい」と、復調気配を漂わせる。先週、過去にキャディを務めたこともある妹・美里さん（２６）と一緒にラウンド。「（妹の）子供にも会えましたので結構楽しい時間を過ごすことができました」とパワーも充電。２０１３年、プロデビューの地から復活を遂げる。