ファイターズ
2022/08/05 00:30

新庄ビッグボス「こんな長いゲーム初めて。よう追い付きました」今季最長4時間57分死闘で初ドロー

五回2死二塁、2ランの万波とハイタッチする新庄監督(右)

■日本ハム3ー3ソフトバンク(4日、札幌ドーム)

時を忘れる熱戦「気がついたら11時」

 今季最長4時間57分の死闘の末、シーズン初の引き分けに持ち込んだ。五回に万波の2ランなどで同点に追いつき、総力戦で乗り切った。熱戦を終えた新庄剛志監督(50)は「気がついたら(午後)11時でしたね」とニンマリ。「こんな長いゲーム初めてじゃないかな。あした(5日)は(大阪へ)移動試合っていうね。最高じゃないですか。でも、よう追いつきましたね」と手応えを口にした。

 先発の杉浦が、三回途中3失点で早々にKO。試合序盤から劣勢を強いられたが、6人の救援陣が無失点リレーでつないだ。指揮官は「いいですよ。本当に」とたたえ、「あした(5日)はみんな疲れているから、(先発の)ポンセ君がずっと投げてくれないとやばいですね。でも、きょう投げたピッチャーがマウンドに立って、タフ感を見せてくれたら、めちゃくちゃうれしい」と期待を込めた。

冴えた勝負勘!柳田に真っ向勝負

 新庄監督の勝負勘も冴えた。延長十二回、玉井が2死二塁のピンチを招いたが、相手主砲・柳田に対して申告敬遠ではなく勝負することを選んだ。左翼・近藤の好プレーで左邪飛に仕留め、「ああいう場面はピッチャーを成長させるために勝負ですよ。おれ以外はみんな申告(敬遠)でした」と明かした。

 同一カード3連勝は逃したが、上位のソフトバンク相手に熱い戦いを演じた。「うちは成長してどんどんどんどん大きくなっていくチームを目指してやっている。まあでも相手からすると、元気のある、思い切って野球を楽しんでいるようには見えていると思いますけど」とビッグボス。最下位ながら、日本ハムが混戦パ・リーグを盛り上げている。

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい