大学・社会人野球
リトルシニア日本選手権 札幌新琴似5年ぶり8強進出
■リトルシニア日本選手権 第4日(5日、神宮球場)
▽3回戦 札幌新琴似2-1佐倉(関東)
エース山田好投1失点「夢の舞台。うれしかった」
3回戦に臨んだ札幌新琴似が2―1で佐倉(関東連盟)を下し、5年ぶりの8強進出。左腕エースの山田遼太投手(3年)が初めて登った神宮のマウンドで躍動した。6回1/3を1失点。「夢の舞台。憧れのマウンドで投げられてうれしかった」と声を弾ませた。
一回、2本の適時打で味方が2点を援護した。二回に1点を失い、なおも1死三塁のピンチを迎えたが、スクイズを察知して冷静にウエスト。三走をアウトにし、最少失点で切り抜けた。「3日の千葉西戦でカーブが浮いていた。低めに修正できた」。大きく曲がる得意の変化球で相手打線を5安打に封じた。
6日の準々決勝を突破すれば、準優勝した2009年以来の4強だ。相手は東北楽天。直球最速140キロ超の投手を擁する。山田は「一戦一戦を大事にしていかないと、決勝まで勝ち上がれない。あしたの試合に集中したい」。強敵との投げ合いに全ての力を注ぎ込む。