大学・社会人野球
リトルシニア日本選手権 札幌新琴似13年ぶり4強入り 鈴木賢が決勝弾
■リトルシニア日本選手権 第5日(6日、神宮球場ほか)
▽準々決勝 札幌新琴似4ー3東北楽天(東北)
チーム創立40周年 節目の年に初の頂点狙う
準々決勝が行われ、札幌新琴似が4―3で東北楽天(東北)を下し、13年ぶりに4強進出。札幌大谷は五條(関西)に4―5で敗れた。
札幌新琴似は一回に3得点と序盤から試合を優位に進めたが、その後は四回まで無安打と打線が沈黙していた。四、五回には失策も絡んで同点に追いつかれた。
すると六回、6番・鈴木賢有捕手(3年)が「なんとか出塁する」と先頭の打席に入った。カウント2―2から6球目に内角高めに抜け気味で入ってきたスライダーを振り抜くと、打球は左翼手の頭を越え、決勝のソロ本塁打となった。「打った時はうれしかったけど、試合がまだ続いているので、しっかり守るよう気を引き締めた」。自身公式戦初の一撃にも浮かれた様子はなかった。
今年でチーム40周年を迎えた。節目の年でいよいよ見えてきた初の頂点まで、あと2勝。準決勝でぶつかる相手は、札幌大谷を下した五條だ。