■札幌５－１湘南（７日、レモンガススタジアム平塚）

　今季最多５得点！　北海道コンサドーレ札幌は７日、勝ち点２５で並んでいた湘南に今季公式戦最多得点となる５―１で勝利した。けがから復帰し、４月２９日以来の出場となったＦＷ小柏が大量得点の火付け役となり、リーグ６試合ぶりの勝利に大きく貢献した。

リーグ６試合ぶり白星「サッカーをできるのが幸せだった」

　最後まで主導権を握り、相手に仕事をさせず、今季最多の５得点で勝利を果たした。右太もも裏肉離れからの復帰戦となった小柏が大量得点の起爆剤となった。まず前半９分、鮮やかな先制点をアシストした。右サイドからボールを持ち込みペナルティーエリア中央にクロス。ＭＦ駒井が右足を振り抜き、ゴール左のネットに突き刺した。同１４分には小柏のクロスが相手ＧＫとＤＦに当たり、こぼれ球に反応したＦＷ興梠が押し込むゴールのお膳立てもした。

　小柏は試合を振り返り、「サッカーをできるのが幸せだった。得点を取りたかったけど、アシストという形でチームに貢献できて良かった」と十分な手応えを感じとった。体の動きやキレも問題なく、得点力不足に悩むチームの攻撃の活性化に貢献するつもりだ。

　札幌は最後まで追撃の手を緩めず、ＤＦ田中駿の今季初ゴールも生まれるなど、終わってみれば今季最多５得点。勝ち点２５で並んでいた湘南との譲れない６ポイントゲームを制した。

目標の勝ち点１２まであと８　残り４戦２勝２分けが最低条件

　ペトロビッチ監督から課せられたノルマは、前節から数えた６試合で勝ち点１２。２試合で４を奪い、達成まであと４試合で勝ち点８が必要なだけに、２勝２分けが最低条件となる。この勝利で勢いに乗り、シーズンのラストスパートをかける。