コンサドーレ
菅Jリーグ通算150試合勝利で飾る 26日ホーム広島戦
北海道コンサドーレ札幌は26日、札幌ドームで広島と戦う。出場すれば、Jリーグ通算150試合に到達するFW菅大輝(23)に注目だ。節目の試合は左CBでの先発が予想されるが、最終ラインの一角として役割を果たし、勝利で自ら花を添える。
高卒でのプロ入りからわずか5年での150試合到達は、決して簡単なことではない。札幌U―18在籍中にJリーグデビュー。1年目から出場機会をつかみ、ペトロビッチ監督が就任した2年目以降は主力として活躍してきた。
「自分の実力だけではない。ミシャさんに感謝しなきゃいけない」と菅本人は謙虚に捉えるが、「これからも安定して出続けて、結果も求めていきたい」と、さらなる成長を目指す。
18日の神戸戦は左CBで先発。本職ではない最終ラインで奮闘するも、FW武藤との競り合いから好機をつくられ、失点を許した。「攻撃陣がいい形でやっている中で、失点の場面は本当に申し訳ない。左CBなので、後ろにカバーリングの選手はいない。失点に直結するので安定したプレーを心掛けたい」と巻き返しを誓う。
3月10日のアウェー・広島戦は前半8分までに2失点し、敗れた。「まずは先制して安定した戦いができれば」と菅。守備の一角として試合を引き締めながら、好機もうかがう。通過点の150試合目を、快勝で記憶に刻む。(石栗賢)