レバンガ新戦力ブルックスが21得点躍動
■Bリーグ・プレシーズンゲーム(24日、札幌・北海きたえーる)
プレシーズンゲーム2連戦の初戦に臨んだレバンガ北海道は、昨季西地区9位の三遠ネオフェニックスに97―68で勝利した。新加入のPFデモン・ブルックス(29)、PF/Cショーン・ロング(28)が2人合わせて41得点を挙げ、勝利の立役者となった。きょう25日も三遠と試合を行う。
新生レバンガが躍動した。第2クオーター(Q)中盤に勝ち越して以降は一度もリードを許さず、危なげない試合運びを展開。第3Q序盤には連続12得点で三遠を突き放し、ホーム“開幕戦”をものにした。
新戦力の2人が、華々しい本拠地デビューを飾った。昨季、B1島根で平均18得点を記録したブルックスは、チームトップの21得点。持ち味の3点シュートも3の3と成功率100%の活躍に「空いているところにパスをくれたチームメートに感謝したい。期待に少しは応えられたかな」とうなずいた。
NBAやオーストラリアなどでプレー経験があるロングも、負けじと20得点。強靱(きょうじん)なフィジカルを生かし9リバウンドをマークするなど、ゴール下で存在感を示した。
コロナ禍の隔離期間などで、外国人選手全員が揃ったのは9月4日。チーム全体での始動は遅れたが、先週の東北カップ3試合を経て徐々に連係が深まってきた。ブルックスは「チーム一丸となって一戦一戦を戦う。プレーオフ進出を目指したい」と力強く語った。
(島山知房)
■佐古新HC熱血ホーム初采配
〇…ホーム初采配となった佐古賢一新HC(51)が、白星を手にした。ベンチ最前列で戦況を見つめ、選手を鼓舞。第4クオーターには、激しい抗議でテクニカルファウルをとられるなど、本番さながらの熱い采配を見せた。「ハッスルして、精いっぱいやってくれた。満足のゲーム。毎試合ステップアップできるように、全力で頑張りたい」と話した。